その他の活動

OTHER ACTIVITIES

薬物依存対策

 麻薬、覚醒剤等の薬物は、乱用を繰り返すことで薬物依存が形成され、薬物依存がもたらす薬物に対する強烈な摂取要求(渇望)は自分の意思で止めることが難しく、更なる摂取により身体的及び精神的な不調、つまり薬物慢性中毒を呈するようになります。このような薬物依存、薬物中毒から回復していくためには、医療機関における治療や、薬物を乱用しないで生活していくスキル獲得のための援助が必要となります。

 薬物依存対策は、政府の薬物乱用対策目標の一つとして掲げられ、麻薬取締部では薬物専門取締機関としての特徴を生かし、保護観察の付かない執行猶予判決を受けた者及びその家族等支援者を対象にした再乱用防止対策を平成23年8月から開始しています。麻薬取締部専用教材「自習用教科書(薬物再乱用防止のために)まとりっクス」を導入し、新たに自ら薬物との関係を絶ちたいと真摯に望み、再乱用防止プログラムに参加を希望する者も対象に含め、薬物乱用者の社会復帰及び家族等に対する支援を行っています。