使命と役割

MISSION

見慣れた光景に潜む、奈落への入り口“薬物乱用”私たちが暴き、塞いで、健全な社会を実現します。

 家庭の主婦や子供ですら、簡単にドラッグを手に入れることができる現代社会。薬物乱用という深い奈落への入り口は、普通の生活を送る人々の、何気ない日常に潜んでいます。好奇心、誘惑、知識不足…きっかけは何であれ、その奈落に落ちたら、決して元には戻れない。そんな薬物乱用の恐ろしさ、失うものの大きさを誰よりも知る麻薬取締官。情報のアンテナを広く深く静かに張り巡らせ、密売人や乱用者を検挙して排除し、「薬物汚染のない健全な社会の実現」という責務を果たすため、日々薬物犯罪に挑み続けています

 麻薬取締官は、厚生労働省の地方支分部局である地方厚生(支)局に設置されている麻薬取締部に所属し、刑事訴訟法に基づく特別司法警察職員としての権限を持っています。薬物乱用の無い健全な社会生活を実現するため、幅広い分野での活動を展開しています。

規制薬物に係る捜査

特別司法警察員として、薬物犯罪にかかる捜査・情報収集活動を行っています。薬物乱用者、暴力団や不良外国人等の規制薬物密売人を取り締まるため、昼夜を問わず捜査に従事しています。

正規流通麻薬等の監督、指導

医薬品である麻薬や向精神薬の流通経路を監視するため、定期的に病院、薬局、製薬会社等に立入検査に入っています。正規流通経路からの横流しや不正使用を防止するための指導と助言を行っています。

啓発活動・相談業務

薬物の乱用経験がない青少年が薬物に手を出さないための活動として、各種学校での薬物乱用防止講演を実施したり、官民一体となった薬物乱用防止啓発運動などを行っています。また、薬物乱用者の家族や友人からの相談や一般市民からの通報に対応するほか、薬物依存者に対して薬物依存からの回復を支援するプログラムも実施しています。

薬物乱用の傾向と弊害
不正流通する薬物