その他の活動

OTHER ACTIVITIES

海外機関との国際協力

 世界各地で密造される薬物は様々な国で取引され、最終消費国へ持ち込まれるとその価格が数十倍、数百倍になります。薬物犯罪組織はその膨大な不正利益を狙い、様々なルート、手法を使って薬物の密輸を行います。日本は最終消費地の一つであり、特に薬物が高値で取引されることから世界の薬物犯罪組織のターゲットとされています。

 こうした状況の中、麻薬取締部は、規制薬物の日本への供給を遮断し、国際的な薬物犯罪組織を壊滅するため、各国の捜査関係機関との情報交換を密にして、連携した捜査活動を行っています。

 また、国連麻薬委員会(CND)やアジア太平洋地域薬物取締機関長会議(HONLEA)、国連薬物・犯罪事務所(UNODC)や国連麻薬統制委員会(INCB)が主催する各プロジェクト会合にも参加し、国際的に足並みの揃った薬物対策の策定等に貢献しています。